パーソナライズしていく為に

 

 

先日より

同僚の介護士に協力をお願いして

とある「古武術介護」の応用技術を実践してもらったところ

 

たしかに短期的に見ても、かなりの負担は軽減されるでしょうが

「誰でも簡単にできるものではない」という気づきがありました。

 

こんな技術があります!と情報だけ広く伝えて

見様見真似で実践してもらうには

リスクが高すぎるわけですね。

 

なので、そこで必要なのは

より個人の特性に合わせた技術にしていく為に

手順やポイントを細分化することだと考えました。

 

自分の身体機能・能力がどれくらいあるのか?

介助する相手の特性をどう分析するか?

それらを踏まえて普段からどんなトレーニングやケアが必要で

手順をどう修正していけばいいのか?

などなど

 

それを提案できる状態にまでなって初めて

導入を検討できるのでしょう。

 

介護技術という

自分以外の命が懸かっている業務では

もちろん慎重に

修正や変更などは検討しないといけません。

 

だからといって

それを理由に、何も変化しないことを選ぶのは

相手の為にも、自分の為にも、ならないはずです。

 

「自分の能力じゃ、その技法はできません。」

だったらその技法を取り入れるよう

自分の能力を改善したくなる提案ができれば良いだけですね。

 

「相手を危険に晒すことになるから」

身を削りながら働く介護士が関わることほど

恐ろしいことはないと相手も感じているでしょう。

 

というように

簡単には納得されず、多くの意見を頂ける

そんな物議を醸すような内容かもしれません。

 

だからこそ、相応の想定と準備を行なって

必ず目的を達成したいと考えています。

 

ばやし