どう切り抜けるか?

介護現場では

ご利用者の容体が急変することは度々ある。

 

そこで管理者に求められるのは

どのような判断基準で救急搬送等行うかだが

それが現場に的確に周知されていないと

余計な混乱や、思わぬトラブルを招く。

 

先日も、

朝から明らかに様子がおかしく

バイタル測定を行い、異常を認めた旨を

休暇中の管理者に連絡したところ

「そんな測り方じゃダメだ」と一蹴されたとのこと。

 

そこで指示通りの測定を実施するも

状況は悪化する一方で

結果、救急搬送に至った。

 

まだ、管理者から状況を聞いていないので確かな情報ではないが

ただその当事者のスタッフから聞く限り

先述した準備も足りなければ

測定方法を指摘するにしても

言葉が足りないだろうと考える。

 

情報が足りず、現場で様子をみてほしいと判断したのなら

まずはその旨を伝えて、現場チームに「落ち着いてもらうこと」が先決だろう。

 

一番やってはならないのが

パニックになっている相手に対して責め立てること。

 

「こう対応してほしい」という指示・要望であったとしても

不安を助長する要因になり得ると捉えておく必要があると思う。

(信用が必要ないなら構わないが)

 

と、色々言ったが

そんなことはきっと上になればなるほど

見えなくなってしまうものなのだろう。

 

だからこそ、中間管理職がいる。

そこがどう立ち回るか?

現場の問題を的確に捉えて

次に活かせるよう、仕組みを構築できるか?

それが試されている。

 

そのようにチームに降りかかる災難というのは

上手く対処できれば、チームワークをより高める要因にもなり

 

反対に対処が遅れたり、うやむやにしてしまうと

チームに不信感を募らせる要因にもなるだろう。

 

ばやし