発達障害の人との関係性は・・・

 

 

600ページ近くある辞書みたいな本なので

毎日コツコツと読んでいますが(^^;;

 

文中にもある通り

当事者やその家族が知りたかった情報がこれでもかと詰まっていて

驚きや発見が多いんですね。

 

中でも

うちの長男が抱えている「自閉スペクトラム」の章から

発達障害の人との関係性は、自分の心の鏡」というのがありまして。

 

発達障害の人が感情的になるのは

発達障害の人と関わっている人が感情的になっているからだ

ということに、非常に納得したんですね。

 

「こだわりが強い」「対人関係が苦手」といったことは

発達障害の特性として見られるものの、

「感情が不安定になる」「イライラして癇癪を起こす」というのは

発達障害の特性に当てはまらないわけです。

 

つまり「感情的になる」ということに

発達障害は何ら関係はなく

 

ただ「発達障害の特性に対して理解や寛容のない人」と関わり続けることで

感情的にならざるを得ないのでしょう。

 

だからこそ

「目的や活動に応じて、適切に環境を分けること」が

大切なんだと思います。

 

これは僕ら介護士でいう

認知症介護の世界にも通ずる考え方ですね。

 

穿った見方にはなりますが

いくら肉親といえど、愛する我が子といえど

専門家でもない、給料も発生しない、接する時間も際限ない状況で

支え続けるのは限界があるんです。

 

habit884.hatenablog.com

 

一昨日更新したように

長男も先日、支援学級に編入

今年からプログラミング教室にも通い始め

 

夢中になれることも苦手なことも

専門的な視点から教わったり

支援してもらえる環境に移ったことで

 

少しずつ、社会生活を送ることに

前向きになってきているように感じています。

 

また、そう写っているということは

親である僕や妻にも

心の余裕ができてきたんでしょうね。

 

まだまだ親としても未熟だなと感じつつも

長男が教えてくれた大切なことを

次男や三男にも活かしていけるよう

これからも学び続けていきたいと思う次第です。

 

とりあえず、まだ数日は

発達障害大全」を読み進めることになりますけど(笑)

 

ばやし