介護士の視点

ここ最近ずっと

新しい移乗介助の検討に時間を割いていますが、

 

ご利用者の体格を考慮するよりも

実施するスタッフの体格を考慮することが

何よりも難しいことだと気づきました。

 

そういう意味では

既存の介助方法というのは

「どんな体格の人間同士でも大多数が可能」だという

そういう裏付けもあるのでしょうが・・・

 

当然、個人的にも

介助方法より、個々人での心身のメンテナンスの方が

よほど重要だとは思います。

 

まぁそんな介護士の特性のこと言い出したら

「マッチョばかり雇えば良いじゃない!」

みたいな話にもなるんでしょうけど(^^;;

 

でも、見ないふりし続けるわけにも

いかない気がするんですね。

 

たとえば現在、検討している介助方法があったとして

それが10人中9人できて、1人だけできない介助方法だったとしましょう。

 

当然、その1人に強要するようなことがあれば

そこを起点に事故や蟠りは発生するでしょう。

 

そうなることが往々にしてあるから

既存の介助方法に落ち着いているのだとも思います。

 

だからこそ企画者が考えておくべきことは

その不適合者をどうやって離脱させないか?

ということになります。

 

もちろん無理やり納得させるわけではなく

「これなら自分にもできる!」と思える

第二、第三の案をどれだけ持っているか?

 

それに尽きると思います。

 

そしてそれは

物理的な対応の面に限らず、

精神的な部分においても用意しておく必要があるんですね。

 

人が新しいことに挑戦するときの

障害の大半は

物理的なものよりも精神的なもの

ということで・・・

 

僕も以前、同僚に介助方法を提案してみたところ

「自分にはできる気がしない」と言われ

その日は一蹴されてしまいましたが

 

そこでアプローチを変えて

こんな目的で、こんなメリットとデメリットがある中で

検討してみたいと思っているとチームに発信し、

ぜひ協力してほしいと、

他のチームメイトにもお願いしていったところ

 

その一蹴した方から

「自分も挑戦してみたいんで教えてください」

と言ってもらえたんです。

 

結果としては、物理的に不可能な部分も多く

導入には至らなかったですが

それでも「やってみる」ところまでは

進んでくれたわけですね。

 

そうなればあとは

その人と一緒に調整していけば

きっと活路はみえるでしょうし、

 

結果、1人だけ既存の対応のままになってしまっても

納得の上で残りの9人と対応を分けることもできると考えます。

 

その人にあった方法を考える

 

それはご利用者に対してだけでなく

介護する側に対しても活かすことができる

 

それが介護士の視点だと

僕は考えています。

 

だからこそ、初手で射止めれなかった時のために

第二、第三の矢を用意しておくこと

 

来たる議論の日までに

しっかりと準備しておく次第です(^^)

 

ばやし

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