【介護】バスタオル移乗を考える

 

 

 

現在、リクライニング車椅子の形状の問題で

スライド移乗ができないために

やむなく取り入れているバスタオル移乗。

 

「せーの!」で頭側と足側の人が

バスタオルを持ち上げて移乗する方法で・・・

 

それによって、手首を痛めたり

腰や肩に過剰な負荷が掛かっていたりと

課題が多いんですね。

 

ただ、車椅子の変更も簡単にはいかない。

スライド移乗を取り入れようにも

工程や作業が多すぎて現実的じゃない。

 

結局、この負担は受け入れていくものなのかと・・・

 

もちろん、それも考えていたからこそ

日々のストレッチやトレーニングなど

身体のケアを習慣にしているところではあるのですが

 

根本原因を解決できるのなら、

それが試せるのなら、思考を止めたくはないんです。

 

さて、そんなことを連日考えながら

たどり着いたのが

「同時に持ち上げなければ良いのでは?」

ということでした。

 

同時に持ち上げるからこそ

相手がどれくらいの力で持ち上げるのか?

どんなコンディションなのか?といった不安要素が付き纏い、

体格差や力量にも左右されるわけなんです。

 

そこで考えたのが

「下肢と肩を順番に持ち上げ移乗していく方法」

なんですね。

 

現在課題となっている

リクライニング車椅子からベッドへの移乗、

 

まずベッドにリクライニング車椅子を並行に設置したら

足側のスタッフが

移乗先へ下肢だけを乗り出します。

 

続いて、その移乗先にある下肢を支点として

頭側のスタッフが肩を持ち上げ段差を乗り越える

という、ただそれだけではあるのですが(笑)

 

そうすることで

今までと作業量も所要時間も変わらず、

 

移乗の工夫のみで

「同時に持ち上げる」負担や不安は

解消できると踏んでいます。

 

もちろんこうして文章にするだけでは伝わらないでしょうが

これまで提案した方法と違って

これはちょっとしたコツでしかないので

指導にも時間を要さないはずです。

 

意図は説明してきたつもりですが

正直、ここまでする執念に

チームの理解は及んでいないかもしれません。

 

ですが、冒頭にも述べた通り

そうやって介護士寿命を伸ばしていけるチーム作りを

僕はこれからも目指していきたいので、

 

この検討に気をとられて

他の業務やコミュニケーションを疎かにすることのないよう

今一度、襟を正したいと思いますね(^^)

 

ばやし

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