仕事で、たまたま昇進志向が強かった僕は
「誰かの上に立てるくらい誰よりも動けるようになろう」と
プライドに恥じない実力をつけようとしてきました。
ただそうやって実力がついてくると
より一層、プライドに苦しめられるようになるんです。
自分の実力をちゃんと発揮する為には
プライドが非常に邪魔になる・・・
そんなプライドを払拭する為に
僕が行なっていたことの一つに
「インカンテーション」という手法があります。
こちらは4年前、
僕がチームからの信用を得られず
昇進を諦めた時に実際に書いた文章ですが
こうして「なりたい自分」を書き出して
それを出勤する前に全力で読み上げて宣言する
ということをずっとやっていました。
もちろん家族が迷惑するので大きな声は出せませんが
大きな声で宣言するように、壁に貼ってあるこの文章を
口パクでも、全力で、宣言する
それが「インカンテーション」なんですね。
当然、初めのうちは小恥ずかしいですが
それが重要で。
それを何日も何ヶ月も続けていると
必ず日常の中で「なりたい自分」が頭をよぎるんですね。
この文章が「自分の行動の根拠」になって・・・
誤った選択をすれば「やってしまった」と振り返れますし
次第に直前で「こうしよう」と行動を選択できるようになります。
もちろんこのインカンテーションだけで
今の自分の成果があるとも思いませんが
こんなことも愚直に試していたからこそ
少なくとも今は
余計なプライドに振り回されることはなくなりました。
誰しもプライドに苦しむ時期はあるでしょうが
こればかりは自分自身と向き合うことでしか乗り越えることはできません。
プライドの捨て方の一つとして
インカンテーション、ぜひ活用してみてください(^^)
ばやし
