コマになりきれるか?

「私は会社のコマなんかじゃない!」と言う人の中には
そもそも”コマとして動くことすらできていない人”が
いるのかもしれない。
 
自分自身、介護士という
「余白」の多い仕事をしているからこそ
 
その余白にどうでもいい色付けをしたり
色付けをしない人が何もしてないように感じたりして
 
「あの人はあの人のやり方」と
良くも悪くも尊重し合っている光景をよく目にする。
 
既存のやり方よりももっと良いやり方を見つけるなど
業務効率や質を改善していくことは重要だろう。
 
しかしそれは
「既存のやり方が定着している」
という土台あっての話。
 
確かに業務の優先度を理解せずに
何でもかんでも端折るのは問題だ。
 
ただそれはそれとして、
「何か業務を端折らないと回らない体制」
だということも事実なはず。
 
「コマになりきれない部下」に気を取られて
「ちゃんとコマになれる部下」が見えなくなっては元も子もない。
 
部下を導くことができる上司なのか?
滞りなく機能している業務体制やシステムなのか?
 
それらがきっと
これから昇進した先での
自分自身が問われることだろうと考えている。
 
ばやし